daily life.

ドラマを重箱に見立て隅々を箸で突くブログ。

パパとムスメの7日間最終話 24時間テレビ 愛はパパムス最終話を救うを見た。





昨夜ほど、女子バレーが延長し、
パパムス放送開始が遅れたことを、有り難いと思ったことはない。

欽ちゃんゴールを存分に堪能したあと、
チャンネルをTBSに合わせても、
パパムス最終回を最初から見ることが可能であるという、
日テレとTBSの華麗なる連携プレーに拍手喝采の夜。







そんなわけで、欽ちゃんの放送時間内のマラソンゴールを
日テレ、24時間テレビ関係者以上に切実に望んでいた人非人の私は、
それがどうやら時間内に叶えられなさそうだと分かった瞬間、
CMの間にチャンネルをTBSに合わせ、バレーに勤しむ選手たちに
「急がなくていいから。ちんたらプレーしてくれ。」
と心で呟いた、更に人非人だ。








そして欽ちゃんのゴールの瞬間、涙を流しつつその頑張りを称え、
凄いよ欽ちゃん!感動をありがとう〜〜と惜しみない拍手を送り、
散々爽やかな風にその身を心地良く浸らせたあとで、
行列のできるなにがしテレビがどうやら始まったようだと分かった瞬間に、
速攻でチャンネルをパパムスに合わせ、
さっきまでの涙は果たしてなんであったのかというほどに
ゲラゲラ笑いつつ視聴するという、人格破綻具合を己の中に見出しつつの、
24時間テレビ、愛はパパムス最終話を救う。



あながち冗談ではなく、女子バレーの延長は、
真面目にパパムス最終話を救ったと言えなくもない(かもしれない。)






そんなパパムス最終話では、
伝説の桃を捜し求めそれを口にしたものの
何故だか元に戻る気配のなかったパパとムスメが、
ある出来事をきっかけにし、無事元に戻り、
それぞれに残された、御前会議と健太先輩の試合という人生の一大事に
元に戻った本来の自分で参加するというイベントを無事成し遂げることで、
ハッピーエンドを迎える。


健太先輩は試合には負けたが、
小梅は健太先輩の日々の頑張りを知っている、と
そんな先輩をずっと見てきた自分の想いを告白しようとし、
そこから先は俺に言わせてくれという男らしさ満開の健太先輩から、
「川原が好きだ!」なる黄金の言葉を見事ゲットする。

一方、部下より、
自分たちが提案したレインポードリームのコンビニ限定販売を、
全国販売で行なうよう、
これまでとなんら変わりのない会社の体質が
浮き彫りになる御前会議結果を知らされた恭一郎は、
このまま元に戻った俺もやはり、変わらない会社と同じように、
変わらない俺のままなのか?
俺は小梅のようにはなれないのか?と自問する。

いや、そうではない、
「諦めなければ必ずなんとかなる!」
と、自答した恭一郎は、
社長を追いかけ、金魚の糞のように後についてきた部下の前で社長を呼びとめ、
「このままではダメです!会社を変えましょう!」と直訴したことで、
なんだかんだで新改革推進部の部長という新たなる役職をも手に入れ、
舘ドリーム・プロジェクトを本当の意味で成功へと導くという偉業を成し遂げる。









伝説の桃は、ただ食べるだけではダメであり、
互いが互いを命に賭けても守る!と思った瞬間に入れ替り、
更に再び命をかけて守るという気持ちが元へと戻らせるからこその、
伝説の桃なのだということを、
元に戻りすっかり元気になった自宅の庭で、
お婆ちゃんにより聞かされるパパと小梅。

列車の事故というあの未曾有体験で、小梅を守らねばと思ったパパと
落ちる桃を拾おうと崖からの転落という非常事態に、
今は私がパパを守らねばと思ったパパの身体で中身が小梅。

互いが互いを思う気持ちが、身体が入れ替るという特殊体験を引き起こし、
入院し、意識が戻らぬほどの痛い想いをすることで、
再び元に戻るという、考えてみれば はためいわくな伝説の桃。

しかし、入れ替った7日間(正確にはそれ+α日)は、
パパと小梅にとりかけがえのない大切な何かを教えてくれた、
貴重な日々となったようだ。








入れ替ったあとも、ついつい習慣でパパの部屋で着替えようとする小梅や、
「小梅、お風呂入りなさ〜い。」とママに言われ、
急いで風呂場へ向かおうとする目隠し用意のパパと小梅など、
(そうだ、もうそれは必要ないことなのだ・・)と悟る瞬間の、一抹の寂しさは
テレビ前の視聴者も同時に抱いた寂しさなのではあるまいか。

もうあの舘さんのキュートなカマ演技を見ることもできなければ、
新垣結衣のどうかするとパパにすっかり見えてしまわなくもないガサツ小梅を
見ることもなくなるのだと思うと、私なんぞはなかなかに寂しかった。

だが、元に戻った設定のあとの新垣結衣が、
中身がパパの小梅時より、可愛く見えないという現象は私だけに
引き起こったことなのであろうか。

それよりも、元に戻ったはずの舘ひろしが、
どうしても節々にカマっぽさを残しているのは、
舘ひろしの中のカマ演技への名残惜しさが、
彼の演技に後ろ髪を残しまくっているからかもしれないと
邪推する私のいやらしい物の見方を、先になんとかすべきであろうか。







ちなみに欽ちゃんファミリーが、欽ちゃんの応援にかけつけるだろうことは
予測していたのでいいとしても、
中年になり少々太った長江健次に詰襟を着せて、
今更ハイスクール・ララバイは、
仮にも彼のファンであったという恥部的過去を持つ私の淡い思い出を、
ペンキベタ塗り状態にされた物悲しさがあったが、





パパムスでは、舘ひろしと新垣結衣の主役2人をがっちり固める
脇役陣の存在がなかなか良かったことも、
ドラマ成功の陰なる大きな力であったのではないかと思ったりする。

適度に個性的で、アクが強すぎない、絶妙な温度の脇役が揃っている、
そういうドラマだったのではないだろうか。



この女
を除いては。




全く回を重ねるごとに鬱陶しさが増すばかりの、
小梅親友(という設定の)律子。

今回はなんと、プロジェクト成功を祝う会を、
小梅と健太先輩も交えて和気藹々と行なっている小梅家に、

「助けて、小梅!」


というメール送信と同時に無断で入り込んでくるという非常識さをご披露だ。

しかもそれを追いかけるという名目で、
これまた勝手に上がりこんでくる律子の父親。

子は親の鏡と言うが、
律子のあの非常識さは、まさに親譲りの筋金入りのものであることが分かる。

室内をドタバタと走り回り、ギャーギャー叫びまくり、
もはや場の空気を読めなどと申し上げられる状態にもない。

しかもなにが彼らをそんな状態にしているのかと言えば、
娘律子の、



路チュウ





を、見てしまった父親と「いいじゃん、別に」娘の
どうでもいい内輪モメなのだ。



結局2人を並んで座らせ、
大人の大変さや子を思う気持ちを語る小梅と、
子供の世界が意外に大変であることと、娘を信じてやりましょうよという恭一郎の言葉で、
事態は収拾するのだが。

しかし、同時期に別ドラマに出ている俳優さんに、
いきなり他のドラマの父親役で登場されると、
心が一気に、♪まっすぐに〜まっすぐ〜〜に、
牛に願いをなる世界へと切り替わってしまうので、ちょっと勘弁していただきたい。

そんな私の事情はともかく。









そんなわけで、元に戻ってからの7日間がこれまたとても大切で、
この間に喧嘩をするようなことがあると、
また身体が入れ替ってしまうんだよ〜?なる、

一体どれだけの裏伝説を盛り込んであるのか?と
どんだけ〜?と最後に恭一郎でなくても叫んでおきたくなる我々視聴者だが、

7日間が無事に過ぎたあとも、
この貴重なる体験を通し育まれた、互いの間の信頼感は、
今後そう簡単には失われることはないだろうと実感しつつ、
物語は穏やかに幕を閉じるのである。


その気になれば、続編が作れなくもないドラマではあるが、
どうかこのまま「あぁ、面白いドラマだったな」と
心に残していただく為にも、
これでほんとに最終回であって欲しいものだ。









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