daily life.

ドラマを重箱に見立て隅々を箸で突くブログ。

暴れん坊ママ第1話「なんで私がママなのよ!! 」それはこっちが訊きたいぜ!!を見た。




脚本家の大石静さんによると、
なんでもドラマタイトル「暴れん坊ママ」を捻り出すまでに、
実に1000本ものタイトルをあーでもない、こーでもないと
議論しあったそうだ。

そして出てきたのが、「なんじゃそりゃ!?」という気持ちに
視聴者をさせるでしょ?という『暴れん坊ママ』ということだそうだが、



腹黒陰謀ママ


というタイトルのほうが、視聴者はもっと
「なんじゃそりゃ!?」なる気持ちにさせられるのではないだろうかと、
個人的には思うのだが、やはり即座に却下だろうか。


そうだろうな。





そんな、暴れん坊将軍をどうしたって思い出させる、
二番煎じタイトル、暴れん坊ママを見た。







 


ドラマを知らずに、ブログ冒頭をご覧になられた方は、
ともさかりえが主役のドラマなのかと誤解なされるのではと
少々焦り気味の私の為、即刻訂正させていただこう。

主人公ドラマタイトルの暴れん坊なママは、
画面向かって左の花嫁姿の女、役名川野あゆを演じる上戸彩である。

なんで私がママなのよ!!と怒り心頭の第1話タイトルの上戸だが、
「君でなければ見るのに。」という声をネットでもリアルでも、
私が耳にしている以上、あえて ツッコミを入れさせていただこう、すまない。

そんなあゆが、夫に選んだ男が、川野哲(大泉洋)だ。

年の差12歳の干支を同じとする(のか?)このカップルの結婚までには、
あゆの父の大反対などの荒波を乗り越えなどなど、大変なこともあったが、
今、晴れて夫婦となり、哲が経営する美容院の開店も間近に控え、
二人が出会った記念の海、釣り船の上であゆが吊り上げた魚の魚拓に、
店の繁盛と二人の幸せを祈るほどに、
あゆと哲は、新婚ほやほや、幸せいっぱいの日常を送っていた。


ところが、幸せは当然の如く長くは続かない。
そのような幸せいっぱいのドラマでは視聴者が眠りこけてしまうためだ(そうなのか?)


さっそく物語り冒頭より不穏な空気があゆと哲のまわりに漂い始める。

哲にかかってきた1本の電話は、元嫁からのものであった。
そう、哲はバツイチなのだ。

ドラマ内において、元嫁や元夫からの連絡が幸を運んでくることは、まずない。
セオリー通り、川野家に齎された元嫁からの電話は、
一気に平和であった川野家の日常を、怒涛の毎日に変えることとなる。


それは、突然、二人の前に現れた男の子、
なんと哲の実の息子であるという佑樹(澁谷武尊)によって。




天パ大泉洋の息子であるということを、強調したいというのは分かるが、
可哀相に役作りとはいえ、このような頭にされた澁谷武尊くんは、
学校で暴れん坊なお友達にいじめられたりはしていないのだろうか。
心配だ。

しかしそんな一視聴者の憂いは置き去りにされたまま、
ドラマは進行していく。

突然現れた子供が哲の子供であると言われるだけならまだしも、
今日からここにこの子供も一緒に住むらしいという驚愕の事実を前に愕然のあゆ。

哲は子持ちであることを正直に申告すれば、
あゆが結婚してくれないのでは?という懸念から、
バツイチだけれど子供はいないと嘘をついて、あゆと一緒になったのだ。

まったくもってけしからん男ではあるが、
離婚時に、本当は佑樹を引き取りたいと思っていたことや、
母親の再婚により、突然押し付けられることになった息子だが、
施設に入れるのはどうしてもできないと考えているところから、
我が子に対する愛情は、きちんと存在している男らしい。


佑樹を手放すことはできないが、あゆにも傍にいて欲しい哲は、
佑樹の世話は俺が全部するから、とあゆに宣言する。

幼稚園の手配、幼稚園の送り迎え、幼稚園のお弁当、
その他諸々の祐樹子育て全般を俺が担う、
「だから俺の傍にいてくれ。」という哲の言葉に、あゆは渋々OKを出す。


さて、そんなわけで 佑樹の幼稚園探しとなった哲だが、
幼稚園事情などまるで分からないため、親友の金井玉男(日村勇紀)に相談する。


この、絶対祖先は魚類だったのだろうなと思わせられる金井は、
途中入園できる幼稚園など、そう簡単には見つからないが、
幼稚園のことなら、ひとつ強力なコネがあるぞと、
哲をある男に引き合わせる。

その男とは、中学時代の同級生・北条一(東幹久)だった。

この男前でおそらく頭も良くて運動神経もいいに違いない北条に、
哲が嫉妬心から、学生時代より一方的に敵対心を燃やしているのだろう、
哲は北条アレルギーらしく、彼が大嫌いのようだ。

そんな男に頼みごとをするなんて、俺のプライドが許さないと思う哲だが、
この現在3代目開業歯科医院長を務める、
やっぱり今でもモテモテ要素満載男北条の妻は、
「さくらんぼ幼稚園」の保護者会会長のポストに就いているという
強力なコネの持ち主。

背に腹はかえられぬ哲は、佑樹の入園を北条に頼むのであった。



こうして佑樹の入園が無事に決まったのだが、
同時に店も開店日となり、
夫婦ふたりで経営している美容室の唯一の美容師である哲は
朝から非常に慌しい。

結局あれだけ強く約束していたにもかかわらず、
あゆが佑樹を園まで送っていかなければならないことになる。

子供は別に嫌いではないあゆだが、佑樹は別だ。
なにより佑樹は、あゆに全然なつこうとしないのである。

父親である哲への態度と、自分への態度が違うことには
まだ理解もできようが、園へと送り届けたあゆの目の前で、
園長先生や他の保育士ににこやかに「おはようございます!」と
挨拶をする佑樹の姿に、
この愛想のない口もきかない、ムカつく態度は、
自分にのみ向けられていたものであることを知り、
ますます佑樹への感情を硬化させる、あゆ。


ところで、『さくらんぼ幼稚園』は、
平民あゆが浮きまくって仕方のないほどの、
セレブ幼稚園であるようだ。

ブランドのバッグやLONGINESの時計などを、
褒め合うママや、外車で息子を送迎してくる派手派手ママなど、
あゆとは人種の違うママさん連中てんこもりのさくらんぼ幼稚園。

そのママさん連中のトップに君臨し、他を圧倒しているママが、
北条一の妻である、元国際線キャビンアテンダント北条翠子(ともさかりえ)なのだ。




北条家は、さくらんぼ幼稚園にどうやら多額の寄付金をしているらしい。
そのため、園長よりも園長であるといっても過言ではない、裏園長のこの女。

この女に目をつけられてしまうということは、
幼稚園ママ社会で総すかんを喰らうことに等しいのか?

腹黒陰謀ママ集団の今後の動きがとても気になるところだが、

だいたいこの手のママ社会では、
一見仲良くしているように見えても、
実は心の中では互いに牽制しあっていたり、
恨みや妬みなる感情がとぐろを巻いて居座っていたりするものだ。

傍目から見ているのと、実際中から見るのとでは、大違いの人間模様、
それが幼稚園ママ社会なのである。

さくらんぼ幼稚園ママ社会でも、しっかりとその現象は水面下で蔓延っているらしい。




向かって右端と中央のママは、北条の取り巻きママに位置するようだが、
一見仲良く見えるこの二人の腹の中は、ドロドロだ。

右端、花輪倫子(片瀬那奈)
北条のコバンザメという紹介のされかたをしているところから、
北条にとにかくくっつき、権力のお零れを頂戴しているママといったところだろうか。
夫が一流外資系証券会社に務めているというセレブママのようだが、
あからさまに経済力で人を差別したりする鬱陶しいことこのうえないママのようだ。
おそらく威張りん坊で仕切り屋といった役どころだろう。
トラブルの種を最初にまき散らかすのは、この手のママか。
園ママの間でも、嫌われているようだが、
何故嫌われるのかの原因が本人に自覚0らしい、アイタタタママのようだ。


中央 小南八重(山口紗弥加)

高卒ということで、学力コンプレックスを抱いているようだ。
とにかく園ママの中で落ち零れることを恐れ、
北条や花輪ママについていこうと必死のようだ。

見た目、花輪ママと仲良くしているように見えるが、
心の中はどうやら違うようである。


左端 植松莉香(中山恵)

元キャバ嬢という噂もあるママ社会の浮いた存在のママだ。
毎朝、ド派手にオープンカーにて娘を送迎している。
ママ軍団とは距離を置いた位置にいるママであることから、
今後、更に浮いた存在となる あゆと意気投合したりするのだろうか?


さて、その他の人物と人物相関図はこちらとなる。
(興味のあられます方は、クリックし、拡大版にてお楽しみくださいまし)




さほどややこしい相関はなにもない。

要するに、ママ連中とあゆのすったもんだな騒動を絡めつつ、
血の繋がらない親子の絆が、
徐々に深まっていく過程を描くというドラマだろう。

ただ、ママ連中の間で勃発する様々な問題は、
「おいおい、ドラマだからってなんでもありにしてんじゃねーよ。」なる
ネタであると思ったら大間違いのようだ。

事実は小説より奇なり。
全て実話を基に練られた脚本のようであるので、
「マジかよ!?」という実在ママ軍団ネタをお楽しみいただくとよいだろう。

おそらくドラマ以上のことが、日常茶飯事的に、
ママ社会では起こっている、かもしれない。

そのあたりを、
セレブな幼稚園とは無縁の幼稚園に息子を通わせている私だが、
今後楽しみに拝見できるかもしれないなぁと思わせられたドラマだった。



早速、第1話では
佑樹を口利きにより、園に優先的に途中入園させてやったというのに、
保護者会会長である北条翠子様に「ありがとうございます!」の
礼のひとつもなかった、川野佑樹ママに対し、見せしめの刑が執り行われるようだ。

物語後半、園ママの携帯に一斉に送信されたメール。

それは

「川野佑樹ママを、完全無視いたしましょう」


を、もっとソフトにした文面か、
案外もっと辛辣赤裸々命令口調で打ち込まれた文面なのか。


次の日より、子供を送り届けるあゆは、
おはようございますの挨拶すら無視をされ、
空気のように、そこにいるのにいないものとして
ママ軍団から扱われだすのだ。

完全孤立の川野あゆは、果たしてどうなってしまうのか。




現在、子育てにリアルタイムで係わっておられるママさんには、
非常に「アハハハ」なる部分が散りばめられていると思われるので、
視聴には退屈しないのではなかろうかと思われるが、
そうでない方も、現実社会の女の陰湿なイジメに注目してみれば、
案外楽しめるのではなかろうか。

ただ、上戸彩がどうにもこうにも受け付けない方には、
少々苦しい時間を強いられることになるやもしれないが。

しかし、私も彼女はあまり好きではないのだが、

「暴れん坊」で、
口も態度も悪いこの川野あゆが、例えば
素直で可愛くて清廉潔白な
護ってあげたくなるような女の子キャラ設定であったとすれば、
そっちのほうが受け付けなかったような気がする。

案外、普通に視聴できたので、
我慢できそうな方は、ご覧になられてみては如何だろうか。


さんまドラマ<働きマン<暴れん坊ママ<その他ドラマ



今のところ、私の中ではこの位置にあるかもしれない。
(有閑倶楽部とスワンはまだ見ていないので、場合によっては、
もっと上位にくるかもしれない)




あゆは結局、
「ママになってやろうじゃねーか!
幼稚園の送り迎えも、弁当も、手提げバックだって縫ってやるさ!」と
哲を前に啖呵切って宣言することになるのだが、

それは別に売られた喧嘩を買ったわけでも、意地張りの末でもなく、
彼女なりに葛藤し導き出した答えではあるようだ。


今後、この宣言時の気持ちがどのように変化していくかに注目しつつ、
とりあえず、次週も視聴したいと思う。








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