daily life.

ドラマを重箱に見立て隅々を箸で突くブログ。

医龍2 第3話 「その手術は失敗する」




まだ第3話目の放送が終わったばかりだというのに、
私の心の中では既に、すっかり完結を迎え爽やか号泣状態の医龍。

それは何故かと問われれば、
たった今、医龍1を全て見終えたからだと答えよう。

そんな、「医龍2」の立場は?な、医龍2 第3話を見た、ちゃんと見た。








すまない。
もう世間の皆様の心は、医龍2の世界に精神集中なされていらっしゃるであろうに、
私の心が未だ、生後9ヶ月の赤ん坊のバチスタ手術&霧島瀕死状態からの生還シーンに
留まっていることを、どうか許してくれ。

人には、余韻に浸る時間というものが必要なのだ。
だったらどっぷり暫く浸ってから、
医龍2の感想を書けばいいじゃないか?そうじゃないか?と、
どうか私を存分にそこから詰って責めてくださっても構わない。

それでも私は此処から叫ぼう。
医龍1は最高の出来だった。
何故ドラゴンなのか、その由来も理解した。
もう朝田先生のニックネームが「ドラゴン先生」だなんて思わない。

それぞれのメンバーがバチスタチームに加わった、
そのひとつひとつの経緯も実によく分かった。

もう、だしまき卵のあのふんわりイエローを見ただけで、
私の心は感動に打ち震えることができるはずだ。


見終えた意義は大きいだろう。
今後医龍2を見続けていく上で、存分に随所に、
1と比べてネチネチネチネチ野口教授顔負けの小言やイヤミが
炸裂するはずだ。

私はいちゃもんをつける為に、医龍1を時間を割いて見たというのか?
それは誰にも分からない。この私にも分からない。





そんなわけで、医龍1の世界にどっぷり浸っていたここ数日を、
そのまま引きずったままで医龍2の第3話を視聴したものだから、
少々頭の中が混乱したまんまでの視聴となったのだが、
医龍2の世界は現在、実に胡散臭くて腹黒さ満開の片岡一美(内田有紀)により、
明真から姥捨て山北洋病院へ飛ばされた、
朝田(坂口憲二)と伊集院(小池徹平)、藤吉(佐々木蔵之介)が、
もはや瀕死状態の北洋病院で勤め出すところから始まる。

絶対両親A型の元に生まれてきた純正A型に違いない伊集院が、
早速医局の他のメンバーと同じ仲間としてコミュニケーションをはかるべく、
インスタント珈琲の差し入れを開始だ。

しかし、インスタントは飲まない対人恐怖症ME野村(中村靖日)、
エスプレッソしか飲まない、おまえは何様だ外科医外山誠二(高橋一生)、
ウインク攻撃不倫騒動小高七海(大塚寧々)、
唯一珈琲は飲んだが、アル中酒びたり男、松平幸太朗(佐藤二朗)など、
このような面々で果たして新しいチームなど出来るのか?と
前途多難の先行きに、驚きと不安を隠せない伊集院。


そんな伊集院は、
北洋に来たついでにちゃっかり自分を訪ねてきた木原(池田鉄洋)と
仲良く並んでソーダアイスを齧っている。
なんだかんだで仲良しな2人。
医龍1を見たおかげで、どうしても受け付けなかった木原先生が、
意外にいい人であることが重々分かったので、
画面前の私も「木原先生」と、
ハートは添えられないものの、せめて♪マークを添えることで
呼びかけられるようになった。有り難きことだ。


一方、片岡一美(内田有紀)は、
メイシンメディカルシティー構想に、
あの鬼頭笙子(夏木マリ)を用意していた。

片岡は本当に北洋を潰すつもりなのか?
そして鬼頭教授は野口教授の構想には賛成できても
「鬼頭ちゃん」と呼ばれることに関しては、果たしてOKを出すのか?

北洋病院委員長の善田秀樹(志賀廣太郎)は、
突然の亀頭のご登場に「ぬぬぬ」状態だが、
悠長に会話している場合ではない。
北洋に急患患者が運び込まれたのだ。

それは明真にて“クレーマー”呼ばわりされた、
例のあの老人、西沢(牟田悌三)だった。
すぐさま朝田による緊急オペが開始される。
しかし開胸してみれば、
腫瘍と思われた部分が実はガーゼオーマという、
手術時の止血ガーゼの取り忘れだったことが判明する。

手術室に走る衝撃。
一体誰がこのような医療ミスを犯していたのか?
長年放置されてまるで腫瘍のようになったガーゼの摘出を
即座に執り行う朝田だが、
さて心尖部を残すのみとなった時、
突然外科医俺様外山が、「俺に切らせろ。」と朝田に交代を申し出たのだ。




朝田はこれを承諾し、オペは外山の執刀で続行されることになったのだが、
技術はあるようだが、口も態度もすこぶる悪いこの男は、
出来の悪い麻酔医や看護師を怒鳴り散らしつつ患者を切るという有様だ。
不慣れな麻酔医は、外山の罵声にすっかり萎縮し、
次の瞬間、致命的ミスを犯してしまう。

バッキング。


充分な麻酔が効いていなかったことにより、
患者の身体が手術中に動いてしまうという事態が起きたのだ。
細心の注意が必要な心臓手術の只中にそれは不幸にも起こってしまった。
外山は心尖部を傷つけ、大量の出血をさせてしまうのだが、
「テメーーのせいだよーーーーーっ!!」と、
それはそうかもしれないが、このような緊急時にまで、
麻酔医を怒鳴り散らす外山。

執刀は朝田に替わり、緊急処置が行なわれるが、
麻酔医のオロオロ度に、
この調子ではとても手術は持ちこたえられないと判断した朝田より、
やる気なしなしアンニュイ女、
麻酔医小高を連れて来いと告げられた伊集院が
彼女をどうにか引き連れて手術室へと戻ってくる。

手術室に走る緊迫感。
しかし朝田の見事なメス捌きと神業的技術はやはり、
やる気なしなしだけれど、
実は才能を隠し持つ人間を覚醒させてしまうようだ。

別に爪を隠していたわけではないのかもしれないが、
本当は能在る鷹であるらしい、小高が
的確なアドバイスをオロオロ麻酔医の耳元へと囁き、
患者は華麗なる朝田の技術に加え、優秀な麻酔医がついたことにより、
更に安定した状態へと落ち着く。

こうして手術は無事に成功した。


綺麗に取り除かれたガーゼのおかげで、
これまで違和感を覚えていた心臓への心配もなくなった西沢老人。

しかし、この忌々しき「ガーゼ心臓に忘れちゃったよ、やべやべ手術」は、
一体誰が行なったものなのか?

その真相は、藤吉がミキ(水川あさみ)より入手した、
西沢の明真での手術記録のコピーにより明らかになる。

なんと、明らかに改竄が施されたと見受けられるその手術記録。
西沢老人をガーゼオーマ状態で長年苦しめた真犯人は、
「野口教授(岸部一徳)」だったのだ。


野口の代わりに、下っ端の医師が西沢老人の手術を行なったことにし、
彼に罪をなすりつけ、明真より遠い病院へと飛ばすことで、
事件を闇に葬り去り、事なきを得た野口の卑劣なやり方に
憤りを覚える藤吉一同。

西沢さんにこの事実を告げ、医療裁判に持ち込むかどうか、
そうするのであれば我々は全面協力を惜しまない!と
老人の病室に向かう藤吉一同だが、
彼等より先に病室を訪れている先客がいるではないか。

そう、あの女。
医龍2にて、唯一浮いて仕方がないように見える
個性のそれほどないことが、逆に医龍では個性的に見えなくもない、
片山一美(内田有紀)だ。


片山は既に捏造したご説明を、西沢老人に終えてしまっていた。
野口教授の仕業であるという部分は隠し、
この重大なる手術ミスを誠心誠意お詫び申し上げると共に、
手術費及び入院費の全額負担&お見舞金200万円を提示する卑劣な片山に、
靡いてしまいそうな意志薄弱の金に汚い私がイヤだ。さめざめ。

西沢に裁判を勧めようとする藤吉・朝田組に対し、
「こんなお年を召した病後の西沢さんを、
連日裁判に引っ張り出すつもりですか?」などと巧みな話術により、
それを阻止しようとする片山一美。

この腹黒く用意周到な女は、やけに医療関係の事柄に、
医者の如きレベルで詳しいようだ。
鬼頭が、「あなた、医者?」と彼女にツッコミを入れていたが、
片山はあっさりこれを否定したものの、
なにやら色々隠し持つ過去を秘めた女であることは
どうやら間違いなさそうだ。

だが、夏木マリを隣にすれば、もはや金襴緞子と雑巾ほどの
レベル格差が見受けられてならないなどといった、
全国の内田有紀ファンを今、敵に回した気がした私の発言秒速撤回をもって、
内田さんには引き続き医龍にて頑張っていただくことにしよう。


結局様々なご家庭事情とボケ始めた妻の傍にいてやりたいという
夫西沢老人のご事情により、
裁判にはかけないこととなったガーゼオーマ問題。

しかし、見舞金200万は片山へと藤吉の手から
「西沢さんからの伝言です」といった形で突き返されることとなったのが、
せめてもの、視聴者への爽快感サービスか。



鬼頭と再び組むことになった荒瀬門次(阿部サダヲ)。
鬼頭は彼に、朝田の作ろうとしている新しいチームは、
ダメダメチームであることを伝えるのだが、
腕はなかなかいいものをもっていそうな女麻酔師がいたことを
鬼頭より聞かされた荒瀬は、
「一人でもダメなものがいれば、全ては零になる」という鬼頭の言葉に、
「零じゃねーよ、マイナスだ。」とゲラゲラ笑いながらも、

「マイナスとマイナスならプラスになるぜ、
しかもかなり大きなプラスにな。」


と、意味深な言葉を残す。


「帰ってきたか、小高七海ィ〜」
という荒瀬の、
ニヤリ呟きの齎す真相やコレ如何に。




次週、医龍第4話にて お目にかかりましょう。









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