鹿男あをによし第3話

少しずつ明らかになる謎に添うかの如く、
満たされていく好奇心。
もはや此処に玉木様の画像を据え置き逃亡するだけで、
わたしのドラマに対する熱き想いは十二分に
画面前の貴方に伝わるのではと思われたりもするが、
私は好きだ、大好きだ。このドラマが、玉木様が。
そんな鹿男あをによし第3話を見た。
至京都≠私→奈良飛火野到着。

もはや山寺宏一ボイスの喋る鹿になんの違和感も抱かなくなった今日この頃だが、
先週、おまえは運び屋として失格だから悪いが印をつけさせてもらうと、
鹿に鼻を押し付けられたことで、首から上が鹿になってしまった小川孝信(玉木宏)は、
まるでドリーム☆アゲインの小木駿介と朝日奈のごとき微妙なポーズのずれを披露しながら、
鏡の前で驚愕中だ。
しかし個人的に、首から上が鹿男の玉木様の動きが妙にツボに来る。
あの中身を演じておられる方は誰なのであろうか。
そこらのスタッフであるのだとすれば、君の動きが実に好きだと思っている女が、
このようなところでラブメッセージを送っていることに気づいて貴方、お願い貴方であるが、
ドラマ本編とは何の関係もない話なので、軽く受け流してもらうことにして、
先へと進もう。
鹿男になってしまった小川の姿はしかし、
藤原くん(綾瀬はるか)や福原重久(佐々木蔵之介)には、見えてはいないようだ。
どうやら自分にだけ見えるらしい、鹿男あをによし。
だが、勿論だからといってこのままでいいわけはない。
小川は早速鹿を訪ね、この呪いを解いてくれ!と懇願するが、
呪ではない単なる印だとクールに答える鹿は、
そんなことよりも、鼠から目を取り戻せと小川に再度告げる。
もしも取り戻すことができ全てが終わったその時には、
おまえの望みをひとつだけ叶えてやるから、
その時に「元に戻りたい」と願えば良いと話す山寺鹿。
しかし鼠からサンカクを取り戻そうにも、
鼠の運び番すらまだ見つかっていない有様の小川は、
だがサンカクが何処にあるかは分かっている、
10月20日に行われる剣道の大会の優勝者に与えられる優勝プレートが
そのサンカクだと鹿に言う。
そんなくだらないものに大事なサンカクを使っている人間に呆れる鹿は、
もう失敗は許されないぞ、優勝はできるのか?と小川に確認だ。
優勝どころか出場するに必要な部員数すら集まっていない剣道部だが、
小川はひとまずそれはおいておき、
これまで疑問に思っていたことを、俺には聞く権利があると、
鹿に訊ねるのであった。
サンカクとは、“目”とは一体何なのか?
それは何故狐から鹿に渡され、何故、それを鼠が奪うのか?
鹿は暮れなずむ古都奈良の夕日に向かい、小川を前に呟く。
「180年ぶりだな。
この話を人間にするのは・・。」
さて、鹿が小川に語って聞かせた一切とは一体なんなのか?
それが視聴者に明らかになるのには、もう少し第3話のストーリーを
先へと進ませる必要があるようだ。
鹿煎餅をバリボリと齧りつつ、小川とともに先へ進もう。
小川は鹿の話を聞いてのち、本気でサンカクを手に入れなければと悟ったようだ。
京都より持ち帰り現在サンカクを持っているはずの教頭小治田(児玉清)を訪ね、
サンカクの現在地を訪ねるが、
なんと現在サンカクは修理に出していて我が校にはないのだと言われる。
相変わらず行動の節々に謎多き魚顔の女子高生堀田イト(多部未華子)は、
今日もド遅刻にて学校にやってくる。
そんな堀田を剣道部に勧誘する剣道部員。
だが、小川を天敵とする堀田が入部する筈もなく。
そんなわけで大和杯エントリーへの締切はもう明後日だというのに、
未だ剣道部員が集まらない有様の奈良女学館。
剣道部は学校創立と共にできた由緒ある部、
出場できないなどという事態になれば学校の名誉を汚すことになると、
なんとしてでも出場するようにという学年主任の言葉に、
さてどうしたものかな小川と藤原だが、
なんと三年の村瀬先輩が助っ人として入ってくれることになったようだ。
残るはあと一人、
「いざとなったら私が出るしかないですね。面を被れば誰だかわかりません。」
と呑気な藤原くんだが、試合に出れたところで一回戦負けは必至な、
はらほれ剣道部の実力を見た小川は、こりゃ駄目だと、
部活指導もせずに、ふらふらと部室を後にする。
たとえ剣道部が出場できたとしても、
優勝にてサンカクを手に入れることは絶対無理だと悟った小川は、
京都伏見稲荷へと向かう。
京都女学館の長岡美栄(柴本幸)にサンカクの修理場所を訊ねるためだ。
長岡の口から、大阪女学館の南場先生(宅間孝行)が、
「僕が修理に出しておきます。」と言っていたと聞かされる小川。
なにやら大阪に腕のいい職人がいるらしい。
その後、憧れの人長岡より下宿生活のことを尋ねられる小川。
美味しい日本酒がたくさんあるという小川の言葉に興味を示した長岡へと、
今度是非ご一緒に下宿にて飲みましょうとウキウキ気分(死語)の小川は、
上機嫌で、戻った下宿の団欒の場で、
長岡からの手土産の八橋に舌鼓を打ちながら、彼女の話をしつつデレデレ顔だ。
剣道部の練習をとんずらこいて、女のところへ行っていた小川に、
噴火寸前の藤原くんだが、
そんな藤原くんの噴火どころの話ではないニュースが、
突如テレビ画面より流れ出す。見入る小川。
それは、現在富士山が少しずつ膨張しており、
富士の隆起が10cmを超すと大噴火を起こす危険があると伝えるニュースであったのだ。
鼠は昔、神に仕える一族であったという。
大黒天が鼠の使える神様だ。
大阪に難波宮が立てられたときには、
鼠が大挙して引っ越ししてきたと万葉書記にも残っていると話す、
物知り藤原くんからの情報により、
小川は、鼠の運び番が誰であるのかを悟ることとなる。
そう、それは大阪女学院の南場先生であるに違いない。
小川は山寺鹿を訪ね、鼠の運び番が誰だか分かったと告げる。
「大阪にいる」という小川の言葉に、
「確かに鼠の塒だ。」と答える鹿。
小川は優勝してサンカクを手に入れるのは不可能である、と
現在の剣道部の惨状を正直に鹿に伝え、
ならばどうするのか?という鹿の問いに、
「大阪に行って、鼠からサンカクを奪い返してくる!」と宣言するのであった。
その後学校にて、藤原くんより、六十干支についての蘊蓄講釈を受ける小川。
六十干支(ろくじゅっかんし)とは古く中国から伝わるもので、
十干と十二支を組み合わせたものを言い、
別名十干十二支とも呼ばれるこれは、
数字のかわりに長い年数・日数を表すために使われてきたものであり、
六十年で干支が一回りするため、
六十歳になることを還暦を迎えるというのだなどという、
訊いてもさっぱり分からない六十干支講釈に、
自分から質問したくせに「もういいよ。」な小川だが、
試しに今からちょうど300年前に何か物騒なことはなかったか?と
藤原くんに質問してみたところ、
藤原くんからの“日本中が震撼する出来事がありました!”という言葉に、
小川の心も震撼だ。
なんと今から300年前、日本では富士山の大噴火が起こっていたのである。
この驚愕の事実を前に小川は「部活を休む」と呟く。
また京都に行くつもりか!?と訝る藤原くんに、
「違う、大阪に行く」と答える小川。
答えてしまったものだから流れ上いたしかたない。
藤原くん御同伴にて大阪上陸となった小川。
大阪上陸 by 玉木宏(敬称略)
道頓堀筋闊歩中 by 玉木宏(再敬称略)
あまりの無念にちょっと動悸息切れ眩暈がしたので、
救心を飲み少し休んだのち、道頓堀を歩こうじゃないか。
小川はある店に到着したようだ。城山工芸店と店のガラス扉に書かれてある。
どうやらここが、南場先生がサンカクを修理に出している店らしい。
私もついていきますという藤原くんを店の外に待たせ、
店主と対面する小川は、南場の使いできた者であると嘘を言って、
サンカクを持ち帰ろうと試みるが、
凄く大事なものだと言われているので、
身分証明の提出をお願いしますよという店主の言葉に引き下がるしかない。
がっくり肩を落とし公園のベンチに座る小川。
隣では腹を空かせた藤原くんもぼんやりと座っている。
「とんとん焼きが最高なんです!」というお好み焼屋
“くさや”と聞こえたがどうにもおかしいので、調べてみれば
“ふさや(冨紗家)”であった実在する店へとレッツゴーを、
熱く推奨する藤原くんへと、
それは俺がご馳走するからその代りひとつ協力して欲しいと、
小川が藤原くんに依頼したその協力とは、
藤原くん客のフリにて店主接客させ中に、
小川裏口より店の倉庫に忍び込み、
サンカク盗み出すぞ大作戦!であった。
しかしそのような作戦がうまくいくはずもない。
あの手この手で時間を引き延ばしては、
店主を奥へと引っ込ませないようにと奔走する藤原くんだが、
ようやくサンカクを見つけ出した小川が裏口から逃走を図ろうとすれば、
間の悪いことに、そこに現れたのは南場先生だ。
「不審な男がサンカクを取りに来たって店主より連絡があったんだが、
貴方だったんですか!?」
逃げようとする小川はあえなく店主と南場により捕獲され、
狐、鹿、鼠の彫刻が施された間違いなくこれがサンカクに違いない代物は、
あえなく厳重管理下へと置かれてしまうことになる。
「これは立派な犯罪ですよ。貴方、少し可笑しいんじゃないですか?」
南場からの言葉に、小川は店の陳列什器のガラスに映る
鹿男になった自分の姿を見つめると、
もはや文字どおり頭部分がおかしくなった状態で南場に叫ぶのだ。
「サンカクがないと大変なことになるんだよ!
貴方だって知ってるじゃないですか!」
もうこうするしかない、じゃないと俺は人間に戻れない・・!と
悲壮な顔で呟く小川をびっくり目で見つめる藤原くんと、
複雑で意味深な顔を浮かべる南場。南場はやはり鼠の運び屋なのか?
とんとん焼きの美味しい店 冨紗家にて、
ジュージューと美味そうに焼かれるとんとん焼き。
鉄板を挟んで座りながら、今、小川が藤原くんを前に洗い浚いを語り出す。
「俺は別に優勝プレートが欲しかったわけじゃない。
事態は君が思っているよりずっと深刻なんだ。」
信じられないかもしれないが、今から話すことは俺の妄想でもなんでもなく、
全て本当のことなんだよと、鹿に突然話しかけられたあの日から、
これまでの摩訶不思議なる経緯を全て語り始める小川。
藤原くんの気遣いの言葉すら遮り、ただ黙って最後まで聴いてくれと、
あの日、鹿が言った「180年ぶりに人間にする」という話の全貌を、
今、小川が語る。
鹿の話では、
鹿はこの地でずっと、ナマズの動きを鎮めてきたのだそうだ。
ナマズは巨大であり、その頭部は鹿島大明神が抑え、
しっぽ部分を鹿が担当しているらしい。
しかし鹿島大明神には、自分がナマズの動きを封じ込めているという自覚はないらしく、
たまたま好きで居座った場所に、ナマズの頭部があったというに過ぎないらしく、
自覚なき神がふらふら〜とその場をあとにするその度に、
ナマズは暴れ出し、地震が起きるのだという。
鹿と狐と鼠は、ずっと古来よりそれぞれの場所を動かずに、
なまずの動きを封じこめてきた。
その形がどうやら人間の言葉ではサンカクというのであろう。
サンカクはネジの代わりとなるが、
それは60年に一度の神無月に、
鹿から鼠、鼠から狐へと渡される目により、締め直さなければならないのだ。
しかし、鼠は常にその役目をきちんと果たそうとしないことで、
鹿と狐に嫌われている存在だ。
300年前の富士山の噴火も鼠のいい加減さが原因により起こったらしい。
邪魔者は常に鼠なのだ。そしておそらく今回も。
「封印はもうすぐ解ける。
その時には巨大ナマズが暴れ、
間違いなく日本は滅びる!
だから俺はどうしても、
サンカクを
取り戻さなければいけない!」
小川の話に両の目からポロポロと大粒の涙を零す藤原くん。
そんな藤原くんの様子に、自分の話が伝わったのだと
確かな手応えを感じる小川であったが、
その夜、藤原くんはネットにて熱心にあるサイトに見入っていた。
「疲れた心のケア」
妄想をむやみに否定するのはよくない。
できるだけ話を合わせ、聴いてあげましょう。
どうやら真面目で静かなタイプの小川が、
その性格ゆえに、現在相当に病んでいるらしいと判断したらしい藤原くん。
次の日、小川へと「信じますよ!私!」と全面肯定の意を表明する彼女だが、
「鹿と狐と猿と雉の話でしたよね?
オオサンショウウオをやっつけましょう!」という藤原の、
全然ちゃんと聴いてねーじゃんなる発言に、
「昨日のことは全部作り話だから。」と小川の態度は再び硬直だ。
味方を得ることもできず、剣道部には相変わらず部員が足りない。
もうサンカクを手に入れることは無理だ・・・と呟く小川に、
“たったひとつだけ方法があります!”と藤原くんが言う。
「大和杯で優勝することです!」
だからそれは出場すらできないこの現状で無理だろう!?と
怒り心頭の小川の前に、今、ひとりの少女が剣道着スタイルにて現れる。
堀田イトだ。
「剣道部に入部します。
勝ちたいんです。
大和杯で、どうしても。」
部員が揃ったところでこの弱小へぼへぼさでは、勝てるわけがないと、
奇跡が起きるかもという藤原の言葉にすら、
俺の人生の中で最も係わりのない言葉だともはや投げ遣りな小川。
しかし、もしかすれば本当に奇跡が起きるかもしれない、
堀田イトの1本がビシバシと決まっていく。
「面! 胴!」
堀田は日本救いの神となるのか否か?
それ以前に一体彼女は何者なのか?
少しずつ輪郭の見えてきた鹿男あをによしの摩訶不思議なる世界。
荘厳なエンディング、駆ける鹿の雄姿に、
わけもなく血が騒ぐのは、私だけではあるまい。
次週、鹿男あをによし第4話にて、宜しかったら再びお会いいたしましょう。
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ナマズの頭を抑え込むようにしてふうゆを抑え込んでみませんか?
貴方の古都なるワンクリックをお待ちしています。
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